今回、アントンをファロスの頃から応援してきた日本の「理解者」に送るスペシャルピースが到着したとの報を受け、速攻で拝見してきたのでレポートします。
まずは写真を。
アントンが得意とするチタン素材を電気を用いた陽極酸化処理することで生まれるスカイブルーのサブダイヤルは上手く写真に落とし込むことが難しい発色。
金属光沢とスカイブルーが両立するダイヤルは角度によって表情が変わります。
オリジナルではレーシングカーのイメージが強い、赤めのオレンジを使った針でしたが、オメガ時計 メンズ 人気このスペシャルピースではオーナーの希望で新規に製造したブラック針に変更されています。
これにより、色数が減ることでよりシックな印象にまとめられています。
自動車のメーターでも視認性最優先のレース仕様もあれば、クラシックカー仕様のようにあまり主張しないデザインのメーターもある、と考えるとこれはよりクラシックに、と言えるかもしれません。
二つのメーターの中心を支点とした同心円のギロッシェが「干渉」するという表現でダイヤルが仕上げられています。
時と分のサブダイヤルがかなり大きいですが、上側の余白も同じくかなり大きく、緻密に仕上げられたギロッシェが上手く余白を埋めていると感じました。
自動車のメーターとレトログラード表示の時計のイメージは似てはいますが、機能的には異なるのでうまくイメージと機能を「接続」しなくてはいけません、一桁の数字が主の時間側(左)を数字×1000rpmで表示するタコメーター(回転数計)に、二桁の数字の分側(右)をkm/hまたはmph表示のスピードメーター(速度計)に、「接続」することで実際の車を感じさせる表現と機能を両立しています。
二つのメーターの間に表示されるインジケーター(機能表示)のように、ジャンピング表示の24時間GMT、20秒ごとのレトログラードセカンド、日付表示。
レトログラードセコンドはカムによる帰零ではなく、ベースムーブメントのセンターセコンドにY型の針を取り付けて一つが消えると次が登場する、というものですが、目盛の方を同心円ではなく直線に近い楕円軌道にすることで速度が変わっているように見える、という表現を行っています。
「競技」の性質が強いクロノグラフではなく、より自由なインスピレーションで自動車と時計の世界を「接続」したレーサー、オメガ スーパーコピー「車は車のまま、時計は時計であり続ける」のは暗黙の合意として、デザインのために時計としての本来の機能が損なわれてはいけない、というのは非常に賛同できるポイントです。
自動車をのダッシュボードを思わせながら、大型のレトログラードアワーとミニッツによって時計としての読み取り易さも高いレベルで実現されています。
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